代表を務める市民団体「国際交流ひらかわ風の会」が、2022年度山口県教育功労者表彰を受けた。「会のメンバーのおかげ」と感謝する。
同会は、山口大留学生を中心とした外国籍住民と地域住民の“パイプ役”を担うことを目的に2004年に設立。山口大のある平川地域を拠点に、田植えや餅つきなどの年中行事体験、留学生家族の出産や育児、医療相談など、あらゆる面をサポートしている。さらに、昨年「外国ルーツの子ども支援ネットワーク」を立ち上げ、どの子も自分らしく暮らし、十分に学習できる環境を目指して協議中だ。
2024年には20周年を迎えるが、「皆が楽しいと思うことが大切」と継続の原動力を説明する。
趣味はテニス。2012年から5年間、日本国際生活体験協会(EIL)本部の会長も務めるなど、多方面で国際交流に奉仕している。
【プロフィル】1943年東京都生まれ平川在住の80歳。1967年、神戸大大学院文学専攻科終了。1979年、山口大に赴任し、国立大初の「国際理解教育コース」発足や、留学生センター創設などに尽力した。現在、同大名誉教授で、山口ユネスコ協会会長も務める。