鵜(う)は魚を主食にしている水鳥で、水の中を泳ぎながら嘴(くちばし)で捕まえ、丸のみにします。その中でも川や池、河口などに生息している鵜を「カワウ」といいます。
普段は全体的に黒色の体ですが、春になると成鳥はオス・メスともに頭と脚の付け根の羽が白色に生え変わります。これは「繁殖羽(はんしょくばね)」と呼ばれ、異性にアピールするためのものです。ペアになると、コロニー(集団営巣地)を形成し、樹木に巣をかけて子育てをします。幼鳥の間はお腹が白色なので、成鳥と見分けることが出来ます。
カワウを見つけたら、幼鳥・成鳥・繁殖羽の違いを観察してみてください。
カツオドリ目 ウ科
[全長] 82cm
[時期] 一年中見られる留鳥(一部冬鳥)
新光産業きらら浜自然観察公園 信木 愛