弁護士、税理士、司法書士、社会保険労務士、宅地建物取引士の5士業に従事する人たちによる「相続セミナー&無料相談会」が、4月22日(土)午前10時から午後3時まで、山口合同ガス体験ハウスひまわり館(山口市大内千坊4)で開かれる。
相続登記、遺産分割、納税、不動産の処分、生命保険など、あらゆる相続問題や解決策について「家族が集まる連休前に知っておいてもらいたい」と、不動産会社・エヌライフエステート代表の能美誠俊さんが、各専門家に声を掛けた。聴講、相談は無料だが、事前申し込みが必要。
[セミナー]
まず、相続セミナー「午前の部」(午前10時から11時半)では、宅地建物取引士の能美和泉さんが「実家の相続」をテーマに話す。
能美さんは、不動産資産相談士、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、賃貸不動産経営管理士などの資格を持つ。本セミナーでは、「空き家になるか資産になるか、知っているか知らないかで大きく変わる不動産相続のポイント」をわかりやすく解説する。
また、相続セミナー「午後の部」(午後1時から2時半)の講師は、司法書士の今井正人さんと税理士の清水敦也さんの2人が務める。
「相続登記の義務化について」話す今井さんは、明治大学法学部卒業後、司法書士法人キャストグローバル東京本部に入社。その後、全国の事務所で経験を積み、現在は徳山事務所長を務めている。相続登記、遺言作成、民事信託、成年後見などの実績多数。
「贈与税とその影響」を演題に話す清水さんは、山口市(旧秋穂町)出身。愛知県内の大学院を修了後、東京の大手税理士法人に就職。税理士事務所で働いていた妻・唯さんと2020年1月、山口市内に「ジダイオ税理士事務所」を創業した。2022年度は、29件の相続税申告実績があり、生前贈与や二次相続対策など、業務内容も幅広い。
[相談会]
午前10時から午後3時までの無料相談会では、弁護士の前田浩志さん、社会保険労務士の丸山智大さん、宅地建物取引士の能美誠俊さんに、セミナー講師でもある清水さんと今井さんを加えた5人が、それぞれブースを構える。
前田さんは、同志社大学法学部卒業後、広島大学大学院を修了。2016年に弁護士法人大賀綜合法律事務所(現・弁護士法人ONE)へ入所した。現在は、同法人周南オフィス代表社員弁護士を務めている。
丸山さんは、2016年に周南市で「社会保険労務士法人維新」を開業。前職は商工会議所経営指導員で、中小企業の労務問題の実績多数。
能美誠俊さんは、住宅ローンアドバイザー、相続診断士などの資格を持つ不動産のプロで、業界経験年数は約20年だ。
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参加希望者は、氏名、電話番号、セミナーは参加人数(定員は各先着30人)、相談会は相談者と希望時間を、エヌライフエステート(TEL083-902-5888)へ電話で伝える。どちらか一方のみの参加も可能だ。