62回を迎える「江山会(こうざんかい)日本画展」が、4月21日(金)から23日(日)まで、山口市民会館(山口市中央2)で開かれる。入場は午前9時から午後5時(最終日は4時)までで、無料。
同会は、日本画家・松林桂月の系譜を継ぐ金重菱江(りょうこう)(1895~1967)を師として、1954年に結成された。日本画を学ぶ会としては、山口県内で最も歴史が古いとされる。
現在は、60代から80代までの10人が在籍。以前のように、指導者に技法を習ったり、流派に沿ったりする在り方ではなく、会員は毎月第1・3月曜に平川高齢者生きがいセンター「九田の館」に集まって勉強会を開催。岩絵の具と和紙を使う以外の制約は設けず、自由に創作活動を楽しみながら、腕を磨いている。
会場には、会員が1年間かけて描き上げた季節の草花や心象風景などの作品約50点が展示される。「毎年開催するこの日本画展は創作活動の励みでもある。多くの人に見て楽しんでもらえたら」と、同会事務局の竹本高義さん。