4月23日(日)午前10時から午後3時まで、「よしき軽井沢マルシェ」が開かれる。会場となる特別養護老人ホーム「よしき悠々苑」(山口市吉敷佐畑4)内天神池周辺と玄済寺(同)第1駐車場には、「グルメ」「ステージ」「体験」「マルシェ」の四つのエリアが設けられ、当日は老人保健施設「悠々の里」駐車場が来場者に開放される。
まず、天神池北側の「グルメ」エリアには、焼きそば、唐揚げ、焼き鳥、うどん、コロッケ、フランクフルト、パン、クレープ、ワッフル、ブリュレ、焼き菓子、まんじゅう、ドリンク、かき氷などを販売するブースが並ぶ。
池の南側には「ステージ」が設置。良城小合唱部による歌、キッズダンス、自衛隊山口駐屯地音楽部による演奏、ギター弾き語りなどが披露される。また、隣接する「体験」エリアでは、バイクや小型四輪駆動車など自衛隊車両への乗車体験ができる。
玄済寺第1駐車場は、物品販売など20のブースが出店する「マルシェ」エリア。ハンドメイドアクセサリー、陶器、イス、飾り棚、布小物、竹細工、ハーバリウム、インテリア小物、古着などに加え、山野草、花苗、シイタケ、手作り野菜なども購入できる。さらに、ハンドケアや健康チェック、金魚釣りなどのコーナーも設けられる。
この催しは、2013年から2019年まで、毎年同時期に開かれていた「よしき軽井沢通り」が前身だ。地元住人の蔵重昭子さんらが「吉敷地域は急速に宅地化が進んだこともあり、人と人とのふれあいや地域住民同士の交流が近年少なくなってきた。そこで、イベントを通して地域住民に交流とふれあいの場を提供。潤いのある人間関係を作り、地域の連帯感と発展を創出しよう」と考え、実行委員会組織を立ち上げた。市街地よりも高い位置にあって夏は涼しいことから有名な避暑地にあやかり、良城小裏門から龍蔵寺までの約1.3キロに50以上のブースを並べて1日限りで「よしき軽井沢通り」と名付け、開催を続けてきた。だが、新型コロナウイルス感染症の影響で、2020年から2022年までの3年間は中止に。そのこともあり、4年ぶりの開催となる今回は、主催を良城(よしき)商工振興会にバトンタッチした。同会の若手会員らが率先して内容を練り直したり、出店者の募集をSNSで呼びかけたりしながら、名称も「よしき軽井沢マルシェ」に改め、"第8回目"が実施されることに。
「これまでとは少し形を変えての開催となるが、今までと同じように地域の人と一緒ににぎわいのある催しにしたいと思っている。多くの人に楽しんでもらえれば」と、同振興会は来場を呼びかけている。