「N響」の愛称で知られる日本を代表するオーケストラの一つ、NHK交響楽団。そのメンバー5人が出演する「金管五重奏コンサート」が、5月27日(土)午後2時から秋吉台国際芸術村(美祢市秋芳町)で開かれる。今年、開館から25年を迎える、同施設の25周年記念事業の第1弾。
出演するのは、2012年から同団の首席トランペット奏者を務める菊本和昭、首席ホルン奏者の今井仁志、首席トロンボーン奏者の新田幹男に、安藤友樹(トランペット)と黒金寛行(バス・トロンボーン)を加えた5人。
金管五重奏は、一般的にトランペット2本、ホルン1本、トロンボーン1本、テューバ1本の編成が多い。だが、本公演では、低音にテューバではなくバストロンボーンを使用するため、通常の金管五重奏とは違う響きを聴くことができる。
演奏曲目は、金管五重奏オリジナルの楽曲では、ウエスタン・ファンファーレ(エワイゼン)、海の情景(マクドナルド)、金管五重奏曲第1番(エワルド)などが予定されている。そのほか、ラフマニノフやブラームスといったクラシックアレンジの曲も有り、金管楽器のハーモニーを存分に堪能できる構成になっている。
入場料は、一般3000円で25歳以下は1000円。チケットの予約は、同施設へ電話(TEL0837-63-0020)、ウェブサイト(https://aiav.jp/)内の専用申し込みフォーム、コンビニ端末のいずれかでできる。
「演奏技量はもちろんだが、『これぞ金管五重奏』というプログラム。ファンファーレに始まる金管楽器の華やかな音を楽しんで」と同施設。