山口市を流れる椹野川におけるアユ漁は、毎年6月1日に解禁される。椹野川漁業協同組合(山口市平井)は豊漁を祈念して、アユ漁の解禁日に近い6月の第1日曜日を「あゆの日」に設定。2012年以降毎年、「ふしの川『あゆの日』まつり」を開催してきた。12回目となる今年は、6月4日(日)午前10時から午後2時まで、同漁協と平川河川公園で開催。新型コロナウイルス感染拡大時には規模が縮小されていたが、今回はコロナ禍前に近い形で実施される。少雨決行で、荒天時には中止される。
会場では、柑味鮎の塩焼き、活魚や鮎飯などが販売される。「柑味鮎」とは、2012年に同漁協と山口大学が共同開発したフルーツ魚。県の特産品・ミカンの皮の抽出物を餌として育てており、見た目は普通のアユだが、食べると口の中に柑橘系のさわやかな香りが広がる。
人気の「あゆのつかみどり」は、①エンジョイコースと②チャレンジコースに分けて行われる。
①は幼児と小学生が対象で、1人最大3尾まで捕ることができる。
②は、小学生の部と大人の部(中学生以上)が30分ごとに入れ替わりで開催。1人最大5尾まで捕ることができ、全く捕れなかった場合でも1尾プレゼントされる。
参加費は1回500円。受付時間は午前9時半から午後1時45分まで。
さらに、市内スーパーの商品券や、同漁協のギフトセットなどが当たる 「お楽しみ抽選会」も実施される。商品1000円購入ごとに1回抽選に参加でき、空くじ無し。
問い合わせは同漁協(TEL083-922-3537)へ。「今年は、コロナ禍前のようにアユのつかみどりも予定している。ぜひご参加を」と田中実業務部長。