毎月第4土曜日、本紙に「幕末維新 山口れきし散歩」の連載を続けていた、郷土史家で防長史談会山口支部長の松前了嗣さん(55)が、6月12日午前0時35分ごろ乗用車にはねられ、お亡くなりになられました。謹んでお悔やみ申し上げます。
そのため同コーナーは、5月28日付掲載の第40回「林勇蔵翁像」が最終回となりました。
毎回楽しみにしてくださっていた読者の方には申し訳ありませんが、ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
第40回が掲載された5月28日の朝、松前さんは自身のフェイスブックページに「サンデー山口に連載中の『幕末維新山口れきし散歩』おかげをもちまして、今回で40回目を迎えることとなりました。社員の皆様、そして、いつも支えてくださる皆様、ありがとうございます。このシリーズが末永く続くよう、これからも精進したいと思います。皆様、どうぞ今後ともご指導、ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます」と投稿されていたのですが、41回目以降の執筆は、残念ながら叶いませんでした。
松前さんは、「明治維新鴻業発祥の地、山口」を共通テーマに、2013年1月から「七卿落ち」(2013年)、「井上馨」(2014年)、「高杉晋作」(2015年)、「大村益次郎」(2016年~2019年)を題材に、7年間にわたり本紙毎週水曜付1面に執筆。2020年2月には、山口市内に残る幕末維新に関連する場所を写真とともに紹介する「幕末維新 山口れきし散歩」の連載をスタートさせ、その第1回では「木戸孝允旧邸跡」を紹介されました。
ウェブサイト(https://www.sunday-yamaguchi.co.jp/news/list.php?news_category_id=2630)では、同コーナーの第1回から最終回までを公開しています。