山口県ひとづくり財団(TEL083-987-1110)による未来につなぐSDGs講座「ごみから見直す私たちの暮らしと経済」が、7月22日(土)午後1時から3時まで、山口県セミナーパーク(山口市秋穂二島)で開かれる。
対象は中学生以上で、聴講は無料だが、6月30日(金)までの事前申し込みが必要。定員は30人で、応募者多数の場合は抽選となる。
講師を務めるのは、公立鳥取環境大学経営学部経営学科教授で、同大大学院環境経営研究科経営専攻の石川真澄さん。環境経済論、経済政策論が専門で、経済的手法による環境政策の研究に取り組んでいる。
ごみと経済の間には複雑で密接な関係がある。経済と自然環境の間では、私たちの目に触れるごみだけでなく、大気や汚水など、物や商品を生産する過程で発生もする。また、生産者の手元に届く前に捨てられてしまうものも数多い。さらに、資源は有限で、使い過ぎると枯渇や環境汚染といった環境問題が起こる。その一方で、リサイクルにも大量のエネルギーが必要なため、逆に環境問題が引き起こされることも。そのような悪循環ではなく、ごみ問題を環境と経済の両面から捉え、企業と消費者がどのような行動をすれば「循環型社会」が実現できるのか、持続可能な社会の構築について石川さんが話す。
「夏休みの自由研究の参考にもなるので、大人だけでなく、中高生にもぜひ参加してほしい」と主催する同財団。
聴講希望者は、ウェブサイト(https://www.hito21.jp/kenmin/)の応募フォームから申し込む。