2023年3月13日付で山口警察署長に就任してから3カ月強が経過。初の署長職に「運営全般を担う職務で、責任とやりがいの大きさを感じている」と現在の心境を話す。
県警本部交通指導課、高速隊長など、これまで主に交通畑を歩んできた。1989年に昭和天皇が崩御され、新宿御苑で行われた「大喪の礼」で警備を務めたことは今でも深く記憶に残る。「これまでの経験を後進に伝え、若手の育成に尽力することも自身の役目」と考える。
6月23日に同署は、サッカーJ2レノファ山口と「人々がより楽しめるまちづくりのための包括連携協定」を結んだ。犯罪被害防止や警察職員募集の広報などを協力して行っていく。「警察について知ってもらえる良い機会。治安維持に向けた諸活動に取り組んでいきたい」と語る。
信条は「何事も前向きに取り組むこと」。
【プロフィル】1963年9月、下関市生まれの59歳。田部高、徳山大(現周南公立大)卒業後、1986年4月に山口県警の警察官に。初任地は防府署。県警本部交通指導課、同本部監察官、高速隊長などを経て、2023年3月、運転免許課長からの異動で現職へ。