「終活カウンセラー2級検定」が、7月30日(日)午前10時から午後4時半まで、KDDI維新ホール(山口市小郡令和1)で開催。参加者が募集されている。
「終活カウンセラー」とは、(一社)終活カウンセラー協会(東京都品川区、TEL03-6426-8019)が認定する資格。相談者の悩みがどの分野のものかを見極め、専門家や専門企業への橋渡しを担っている。
資格の難易度は、2級、1級、「認定終活講師」の順に高くなる。2級は、終活全般の基礎知識を身につけて「自らのエンディングノートを作る」のがゴール。講義と同日に行われる筆記試験に合格すれば取得できる。山口市で2級検定が開催されるのは5年ぶりのこと。
「『家族に迷惑をかけないよう、自分の終活は自分で』と個人で受講したり、介護事業所・葬祭業・金融機関・弁護士・司法書士などの業務に生かすためなど、さまざまな目的・用途で取得されている」と同協会。
2018年2月に終活コンサルタントの「かなやご企画(宇部市)」を起業し、2019年5月に終活カウンセラー2級を取得した徳沢靖さん(61)は、「終活とは何から始めればよいかが具体的にわかった。講座内容には日常で役立つこともあり、学びも多かった」と同資格について説明する。2級取得後も「相談者が抱える問題に適切な機関を紹介するためには、さらに専門的な知識が必要」と2020年7月に1級を取得し、2023年5月には「認定終活講師」になった。現在は、相談会の開催やラジオ出演など、活動の幅も広げている。
当日は、相続、介護、保険、葬儀、供養などについてテキストに沿って学ぶ。定員は68人で、受講料(テキスト・受検料・初回年会費・会員証・昼食代込)は1万5000円。申し込みはウェブサイト(https://www.shukatsu-csl.jp/)の申し込みフォームから。