ごみの削減や循環型社会の実現などに向けて調査研究に取り組む市民団体「やまぐちエコ倶楽部」の会長に、2023年6月3日に就任した。「広く市民の意見を取り入れながら、今の時代に合ったリサイクル生活を提案していきたい」と話す。
同団体は、山口市リサイクルプラザ(大内御堀)が開館した1996年に発足。環境に関心を持つ市民・団体で構成されており、「市民目線でできることから始め、楽しみながら」を基本に2023年で27年を迎えた。環境情報紙「かわらばん」の発行、リサイクルアイデア講座、ごみの異物混入調査、おもちゃの病院、制服リユースプロジェクトの実施など、活動は多岐にわたる。
将来、環境を学び合える場「環境アカデミー(仮称)」の設立を視野に、会員を増やす仕組み作りにも取り組んでおり、「さらなるステップアップを」と意気込んでいる。
【プロフィル】1955年山口市仁保生まれの68歳。山口高、中央大法学部卒。1982年から2015年まで山口商工会議所に勤務。退職後は、農業を通じて交流を広げる会社「百壱姓カンパニー」を創業し、キッチンカーで仁保の野菜を使った雑炊定食を販売している。