コミュニティバスと周遊タクシーがワンコイン(500円)で1日乗り放題となる「山口市観光周遊1日乗車券」が、土・日・祝日限定で販売されている。期間は11月26日(日)まで。
2019年度以降毎年秋に実施されてきた取り組みだが、今年は山口県立美術館(山口市亀山町3)で開催中の「ジブリパークとジブリ展」への来場者にも市内散策に利用してもらおうと、開催時期が約1カ月早められた。
1日乗車券を購入すると、山口市コミュニティバスの全区間が丸1日乗り放題になる。加えて、午前10時に香山公園五重塔前をスタートし、約40分間隔で午後5時半まで運行される周遊タクシーも利用可能に。タクシーに乗降できるのは、「香山公園五重塔前」「常栄寺雪舟庭前」「山口市菜香亭前」「山口県立美術館前」の4カ所だ。
料金は、大人500円、小学生250円で、小学校入学前の幼児は無料。乗車券は、各車内、山口観光案内所(JR山口駅1階)、湯田温泉観光案内所(山口市湯田温泉2)、香山公園前観光案内所(山口市香山町6)、新山口駅観光交流センター(JR新山口駅北口)、山口県立美術館で、運行当日に買うことができる。また、やまぐちMaaS用ウェブアプリ「ぶらやま」を利用すれば、運行日以外でもデジタルチケットでの購入が可能。
そして、周遊エリア内の「長州苑」「十朋亭維新館」「長州そば東京庵」「常栄寺雪舟庭」「狐の足あと」「焼き菓子やをぜ瑠璃光寺店」「イタリア食堂ベケ!?」で乗車券を見せると、各種特典を受けられる。さらに「美肌の湯」といわれる湯田温泉の温泉水を使用した「ゆだうるるフェイスマスク」を、山口市観光案内所(4カ所)でもらうこともできる。
詳細は、専用ウェブサイト(http://ymg-city-touristbus.com)を参照のこと。具体的な運行時間も掲載されている。問い合わせは、山口市観光交流課(TEL083-934-2810)へ。
シェアサイクルと組み合わせての利用もおすすめ
加えて山口市内では、2024年3月まで「シェアサイクル実証事業」も実施されており、この乗車券と組み合わせて利用すれば、より効率的に観光地巡りなどを楽しむことができそうだ。
市内各所に設置されたサイクルステーションのどこからでも自転車を借りることができ、どこへでも返却できる。利用料金は、15分当たり30円で、上限金額は700円(8時間未満)。
例えば、9時間利用すれば、700円(7時間45分)+150円(1時間15分)=850円になる。