8月8日(火)、陸上自衛隊山口駐屯地(山口市上宇野令)で、新型コロナウイルス感染拡大前の2019年以来となる「音楽と花火の夕べ」が開催される。市民に開放された同駐屯地を舞台に、音楽演奏と打ち上げ花火を楽しめる催しで、同駐屯地と宮野商工振興会の主催。今回で38回目となる。なお、昨年は同駐屯地と山口市自衛隊協力会による「山口駐屯地夏まつり」が同時期に開かれており、花火の打ち上げに限れば、2年連続での開催だ。
同駐屯地正門前の道路は、午後4時からキッチンカーが8台並ぶ「グルメストリート」になり、ハンバーガー、たこ焼き、チーズドッグ、ジェラートなどが販売される。そして、午後5時から一般開放される駐屯地内に足を踏み入れると、第17普通科連隊の活動を紹介する写真パネルや、戦車や装甲車などの自衛隊車両を見学できる。
音楽演奏は5時半から。よさこい演舞(山口県立大学よさこい部奄美連合萩組)、同駐屯地音楽部と中村女子高校吹奏楽部による合同演奏、山口維新太鼓などが、8時まで次々に披露される。
約1000発の花火は、音楽演奏の終了に合わせて打ち上げ開始。周囲に水が無く、山に囲まれた盆地で打ち上げられる花火は珍しく、音響効果も抜群。観客席のすぐそばで打ち上げられるので、迫力も満点だ。
駐車場は自衛隊訓練場(約550台)に、駐輪場は駐屯地内東門付近と野田学園中学校・高校グラウンドに用意される。また、会場周辺は交通規制もされる。東門は7時半から打ち上げ終了までは閉門され、通り抜けできない。
「4年ぶりに開催できる『音楽と花火の夕べ』、ぜひ皆さんに楽しんでほしい」と同駐屯地(TEL083-922-2281)。宮野商工振興会の片岡貞継会長も「楽しい夏の思い出を作って」と来場を呼び掛けている。
雨天の場合は、翌9日(水)、10日(木)、28日(月)、29日(火)と順延される。