「やまぐちジャズフェスタ2023」が、9月3日(日)午後3時から8時まで、山口市民会館(山口市中央2)大ホールで開かれる。主催は「やまぐちJAZZ倶楽部」。
2005年2月、「ジャズフェスタやまぐち」と名付けられたライブイベントが、JR山口駅横にあった複合施設「ぱるるプラザ山口」で初開催された。そのキャッチフレーズは「ジャズスポット『ポルシェ』が育てた、熱いミュージシャン達が送るステージバトル!!」。以降2014年7月まで、10年間にわたり毎年開催された。
1966年に創業した山口市の老舗ジャズ喫茶・ポルシェ(山口市葵1)は全国的にも有名な存在で、多くのアマチュアミュージシャンたちが腕を磨いてきた。そのポルシェで演奏を重ねてきたバンドたちが一堂に集うこのイベントは、3回目からは同施設の閉館に伴って「ニューメディアプラザ山口」(山口市熊野町)に会場を変更。主催者たちは、毎年工夫しつつ開催を続けてきたが、運営スタッフの高齢化や、毎年のチケット販売が重荷になってしまった等の事情により、10回目を区切りに中断を決めた。
それから7年後の2021年7月、「やまぐちジャズフェスタ」と名称を変えて、山口市民会館開館50周年記念事業として"復活"。およそ50人が、1日限りの競演を繰り広げた。昨年の開催はなかったが、今年は2年ぶりに開かれる。
出演するのは、「SpontaneousⅡ」「スターダスト☆ビッグバンド」「レオノーラ&原昭彦トリオ」「URBAN DUO」「いそかねバンド」「山下正新カルテット」「秋山仁季&ABE TRIO」「渡辺悟カルテット」「周南ジャズ同好会」「スージー&疋田信彦クインテット」の10バンド。20代から70代まで、腕自慢のエネルギッシュなミュージシャンが、5時間にわたって熱いステージを繰り広げる。
前売り券は2500円(小学生以下は無料)で、同館、YCAM、アスピラート、周南市文化会館、コンビニ端末などで購入できる。当日券は3000円。
また、中庭と小ホールには、正午から午後5時まで「フリーステージ」が設置。チケットを持っていない人も、自由に生演奏を楽しむことができる。さらに、食事やコーヒー等もキッチンカーなどで購入でき、飲食料品の持ち込みも可能だ。ただし、飲食できるのは指定の場所に限られる。
「(正午から午後8時まで)1日中ジャズに浸れる空間を創出するので、気軽に立ち寄って」と主催者。問い合わせは、ラグタイム(TEL083-925-6843)へ。