8月17日に福岡市民会館で開かれた「第11回全日本小中学生ダンスコンクール九州大会」(朝日新聞社主催)で、山口市に拠点を置くキッズダンススクール「YUKIHIRO LDF」に通うメンバーで構成するGypsy(ジプシー)が、金賞(最高賞)に輝いた。
同コンクールには、50チーム・419人が参加。福岡県から22チーム、ダンスの盛んな沖縄県から14チームが出場する中、県内からはGypsyも含めて4チームが出場した。50チーム中、金賞を受賞したのは17チームで、そのうち9チームが10月の全国大会への出場権を獲得した。同チームは全国への切符は逃したものの、山口県からは唯一の金賞受賞だった。
キャプテンの長田姫羅(きらな)さん(平川小6年)は、「1年間YUKIHIRO講師の指導のもと、4年生から6年生までのメンバーが、チーム一丸となって頑張れた」と話す。他のメンバーは、好野柚菜さん(厚東小6年)、髙野凛花さん(平川小5年)、浅川芽衣子さん(嘉川小5年)、三井優さん(厚東小5年)、藤井虹香さん(厚南小4年)ら。
「YUKIHIRO LDF」からの同大会金賞は、「L.B.FUNK」「CANDY☆HYPE」「ARCHEN」「FRANZ」に続き、5大会連続となった。
主宰するダンサーで振付師のYUKIHIROさんは、山陽小野田市出身。大学時代にダンスに夢中になり、卒業後は海外でも活動を続けた。その中でダンスによるコミュニケーションの可能性に気付き、「表現力の育成など、子どもたちの成長に役立てたい」と、2013年10月に宇部市内にダンススクールを設立。山口市(黒川校、TEL0120-108-381)は2018年4月に開校した。「これからも、礼儀を重んじ、基礎からK-POPなど楽しいダンスまで、丁寧に指導していく」と話している。