代表を務める「ポポメリー」が、9月の「がん征圧月間」に合わせて先月、周知・啓発を図るイベントを開催した。患者同士が支え合う「ピアサポート」活動の紹介や、患者用ウィッグの譲渡会、手術痕を覆って温泉に入ることができる「入浴着」の展示などを実施し、約150人が集まった。10月21日には、がん患者やその家族を支援するチャリティーイベント「リレー・フォー・ライフ・ジャパンやまぐち」にも、実行委員の一人として参加する。
看護師として働いていた39歳の時に乳がんを経験。「がんになっても自分らしく前向きに生きられる社会」を目指して、2019年に市民団体「ポポメリー」を設立した。「がんを経験した看護師だからできること」として、様々な患者支援に取り組んでいる。
「私たちの活動が、山口県の検診受診率向上にもつながれば」と話す。
【プロフィル】1970年島根県生まれ山口市育ち。小郡小、大内中、中村女子高看護専攻科卒業後、看護師に。39歳の時乳がんになり、乳房全摘手術を受けた。2019年にポポメリーを設立。山口市休日・夜間急病診療所に勤める現役の看護師。趣味は手芸。