「秋の徳地をディープに知る日帰りバスツアー」が、10月29日(日)と11月19日(日)に開催。参加者が募集されている。
10月29日にあるのは「石積みと重源上人伝説」。東大寺再建の材木調達における主要供給地・三谷地区における炊き出しの米を研いだと言われる「米とぎの井戸」、作業中に亡くなった人の供養に建てられたと伝わる「千人塚」、さらに浮橋神社、聖岩、梶畑、袈裟岩堂、南大門などを、地元ガイドとジャンボタクシーで訪れる。定員は8人(最少催行人数6人)。
11月19日に実施されるのは「徳地の巨木巡礼」。二の宮の大杉(山口市指定天然記念物)、妙見社の大イチョウ(同)、猿田彦大神のムクノキ、刀迫のコジイなどの巨樹を、樹木医で「山口市森の案内人」の中村義博さんの解説を聞きながら地元ガイドと巡る。定員は13人(最少催行人数10人)で、移動にはマイクロバスを利用する。
どちらのコースも、徳地文化ホール(山口市徳地堀)発着で、時間は午前9時50分から午後4時まで。参加費は昼食代を含み5000円で、定員になり次第受け付けは終了される。申し込み・問い合わせは、maru旅遊社(info@maruryoyu.com)または山口観光コンベンション協会徳地支部(TEL080-2916-8878)へ。
企画したmaru旅遊社の丸本華代代表は「地元の人にしか知られていないが、魅力ある"とっておきの場所"を少人数で訪れる。紅葉の時期、色彩豊かな自然の風景と、徳地地域の深くて豊かな歴史に触れて」と参加を呼び掛けている。
両ツアーは元々、地元有志が今年1月の「東大寺サミット」を盛り上げようと開催した「徳地大祭典」で、2022年9月から2023年1月にかけて実施。その際参加者から「自分ではなかなか行くことのできない場所ですばらしかった」「ガイドの方との交流が楽しかった」など高い評価を受けたツアーを、さらに改良・刷新する形で企画された。