周南市や岩国市などの巨木と紅葉をバスで巡る「やまぐち緑の回廊ツアー~県東部の巨木と紅葉を訪ねて」の参加者が、現在募集されている。開催日時は11月24日(金)午前8時半から午後5時まで。
山口市内の指定の場所に集合後、同市内にある「龍蔵寺のイチョウ」(山口市、国指定天然記念物)を見学する。その後県東部に移動。樹齢約1200年以上の「飛龍八幡宮の大玉スギ」(周南市、同)、約10本のクスノキからなる「楠町一丁目のクスノキ巨樹群」(岩国市、県指定文化財)を訪れる。いずれも高さ30メートルを超える巨樹だ。また、錦帯橋・吉香公園・紅葉谷公園(岩国市)にも立ち寄る。吉香公園には、県指定文化財で高さ約25メートルのエンジュがあり、江戸時代からの寺院跡を公園化した紅葉谷公園にはカエデ、イチョウ、イロハモミジが立ち並ぶなど、散策しつつ紅葉も楽しめる。
参加費は5000円で、岩国市関戸の「錦果楼」での昼食代、龍蔵寺の入山料・錦帯橋の入橋料、保険料も含まれる。申し込みは、はがきに参加者全員(3人まで)の郵便番号、住所、氏名(ふりがな)、生年月日、電話番号を明記し、(公財)やまぐち農林振興公社緑化企画室(〒753-0821 山口市葵2-5-69)へ。11月1日(水)消印有効。定員は40人で、応募者多数の場合は抽選となる。
「龍蔵寺や錦帯橋では石段などを登り降りするので、軽い運動にもなる。秋の紅葉と巨木を楽しんで」と主催する同室(TEL083-924-5716)。
この催しは、同公社による緑化活動の一環で、個人や団体から寄せられた「緑の募金」も開催費用の一部として活用されている。樹木や森林を訪ねることで、理解を深めるとともに、心身のリフレッシュを図ってもらおうと、年に2回企画されてきた。コロナ禍の中止を経て、今年6月に4年ぶりに開催されたツアーには、30人の定員に対して200人以上からの応募があった。