山口市は、良好な景観形成を促進するために、2013年から「山口市景観賞」を選定している。これまで「景観写真」「景観優良建築物」「景観優良広告物」「景観づくり活動」の四つのテーマで、コンテストを続けてきた。11回目となる今回は、「地域の特徴や景観を創出している建築物を見つけ、景観に対する市民意識を高めてもらおう」と、「景観優良建築物」を広く募集している。
対象は、山口市内に現存し、誰もが自由に訪れることのできる場所から見える建築物で、築年数は不問。自薦・他薦は問わず、1人何点でも応募できる。審査基準は、「地域特有のまちなみや景観と調和し、景観形成に貢献しているか」「周囲の景観や建物スケールと調和した形態・意匠または配置か」「色彩、照明、屋外広告物、緑化などによる外観」など。来年4月頃に最優秀賞1点、優秀賞3件以内が選ばれる予定だ。過去には、「はあと保育園」(小郡平成町1)「山口サビエル記念聖堂」(亀山町4)「新山口駅南北自由通路」(小郡令和1)「豆子郎大内館店」(下竪小路)などが選ばれた。
応募方法など詳細は、山口市ウェブサイト(https://www.city.yamaguchi.lg.jp/soshiki/16/146597.html)を参照のこと。専用応募フォーム(https://logoform.jp/form/XCim/339470)からの応募も可能だ。締め切り(消印有効)は、11月14日(火)。問い合わせは、同市都市計画課(TEL 083-934-2839)へ。
「良好な景観づくりは行政だけではできない。今後、どのような景観を残し、作り上げていくのか考えるきっかけにしてほしい」と、同課。