山口食品衛生協会役員として、長年にわたり食品衛生行政に協力するとともに、業界の指導や組織強化等に尽力。その功績によって10月19日、食品衛生事業功労の厚生労働大臣表彰を受けた。「身の引き締まる思い。これを機にさらに精進したい」と語る。
特に気を付けていることは、ノロウイルスによる食中毒予防。「新型コロナウイルスの流行とともにマスク着用や手指消毒が定着したが、見えないウイルスは、感染経路を特定し難い。寒い季節にかけて、さらに注意が必要」と危機意識を強める。
山口市三の宮に工場兼直売所を構える「堀豆腐店」の4代目社長。「ほりちゃん」がトレードマークの豆腐は1904年の創業以来、手作りにこだわっている。
地域活動に熱心で、「大殿春秋会」や野田学園の同窓会などの要職も数多くこなす。
【プロフィル】1955年7月、山口市三の宮生まれの68歳。大殿小・中、野田学園高卒業。30歳の時にそれまで勤めていた自動車会社を退職し、両親の営む堀豆腐店の跡を継いだ。大分県から取り寄せているかけ醤油で味わう自社の豆腐と、麦焼酎のお湯割りが好き。