町内会など地域活動の担い手は女性が多いが、会長などの役職は男性が多い…と感じたことは無いだろうか。
生活の拠点である「地域」でリーダー役となる女性の育成を目的に、「地域における男女(とも)に活躍推進リーダー研修」が、12月3日(日)午後0時45分から4時まで、山口県婦人教育文化会館(山口市湯田温泉5)で開かれる。やまぐちネットワークエコー(西山香代子代表)が企画し、山口市人権推進課が主催するもの。
午後1時からのオリエンテーションの後、同20分からは基調講演。山口大学経済学部教授でダイバーシティー推進担当副学長の鍋山祥子さんが「地域にみんなの力を集めるために~『自分ごと』のパッチワークをつくる」の演題で話す。
続いて、2時20分から3時50分までは「地域づくりの未来 ~自分が暮らしたい地域を描く~」のテーマでワークショップを実施。グループに分かれて、男女ともに活躍する地域づくりや地域の抱える課題や解決方法について考える。ファシリテーターは鍋山さんが務め、最後にはグループ発表も行われる。
参加は無料だが、事前の申し込みが必要だ。定員は60人。希望者は、11月20日(月)までに申し込みフォーム、ファクス(083-923-9833)、メール(v-kayo@c-able.ne.jp)のいずれかで、名前、住所、電話番号を伝える。
「防犯、福祉、環境など地域が抱える課題は多種。女性の視点を活かし、地域を持続させていく方法など考えるきっかけになる」と、西山さんは参加を呼びかけている。
国は2020年に「第5次男女共同参画基本計画」を策定。女性の登用・採用に関する58項目の成果目標が設定されており、国会議員や企業の管理職のほか、地域の自治会長や防災会議の委員なども含まれている。