自身が団長を務める混声合唱団「そうなそ」が、東京都の第一生命ホールで7月に開かれた「東京国際合唱コンクール」(東京国際合唱機構主催)の室内合唱部門で、最高位の金賞を受賞した。
今回初エントリーしたこのコンクールは、録音審査を通過した約50団体が舞台で熱唱。受賞の知らせを受けた時は「『え? マジなそ?』と、驚き以外の何物でもなかった」と振り返る。
山口大在学中の2015年に、「私自身が演奏したい曲があり、3カ月限定で」と創立したグループが「そうなそ」。現在では20~30代を中心に約40人が所属し、定期演奏会を開いたり、病院で慰問演奏を行ったりする傍らコンクールにも出場。県大会は金賞の常連、中国大会でも上位の成績を収めている。
「山口の合唱音楽文化発展に寄与できれば」と今後の目標を話す。
【プロフィル】1994年山口市湯田温泉出身の29歳。山口大附属山口小・中、山口高、山口大卒業。中学から大学まで合唱部に所属し、山口大在学中に「そうなそ」を創立。さらに、大分芸術文化短大、同短大専攻科に進学し、首席で修了。現在は、同短大職員。