山口県交響楽団(岡田実団長)の第68回演奏会が、12月10日(日)午後2時から4時まで、山口市民会館(山口市中央2)で開かれる。山口市での開催は、2021年以来2年ぶり。
ゲスト指揮者には、篠﨑靖男を迎える。2001年にロサンゼルス・フィルの副指揮者に就任。退任後はロンドン・フィル、フランクフルト放送交響楽団など、ヨーロッパ各地の主要オーケストラを指揮し、国内では2014年から2018年まで、静岡交響楽団の常任指揮者を務めた。
演奏曲目は、交響詩「フィンランディア」(シベリウス)、「三角帽子」(ファリャ)、交響曲第6番「田園」(ベートーベン)。さらに、1時の開場後から開演前の間、ウエルカムコンサートも開かれる。
入場料は、一般1500円、高校生以下1000円で、全席自由。チケットは、山口市民会館、YCAM、県庁職員会館売店、グランドミック三好屋楽器、アスピラート、コンビニ端末などで購入できる。
「日頃クラシックになじみが無くても必ず楽しんでもらえる、情景が目に浮かぶような名曲ぞろい。多くの方の来場が楽団の歴史の支えとなるので、ぜひ会場へ」と岡田団長。問い合わせは、同団の桑原洋一さん(TEL090-9414-8043)へ。
「山響」の愛称で知られる同団は、1955年(昭和30年)に「山口交響楽団」として創設された、県内で最も歴史のあるフルオーケストラの楽団だ。1961年(昭和36年)には、「県内に広くオーケストラの音楽を提供する」として、「山口県交響楽団」へ改称。現在の団員数は約100人で、サマーコンサートや12月の定期演奏会、県内各地の学校を訪問しての演奏など、さまざまな活動に取り組んでいる。