(公社)山口県宅地建物取引業協会の会長や同協会山口支部長など、長年にわたって不動産業界の発展に尽くした功績が認められ、2023年の秋の褒章で「黄綬褒章」を受けた。「身に余る光栄。宅建協会を代表して頂いたと思っている。業界の地位向上とさらなる振興につながれば」と喜びを語る。
1988年、山口市下小鯖に不動産会社「西京土地建物」を開業して2023年で36年目。日々大切にしていることは「お客様との信頼関係」と話す。
地元の不動産業務だけでなく、全国宅地建物取引業協会連合会の常務理事や西日本不動産流通機構の専務理事なども兼任。その中で、最も注視していることは全国的に深刻さを増している「空き家問題」だという。「行政と協力しながら利活用の方法を考え、一軒でも減らす努力をし続けなければならない」と今後について語る。
【プロフィル】1951年山口市下小鯖生まれ。福岡工業大卒業後、広島県で大手家電量販店に5年間勤め、帰山。1988年に不動産会社西京土地建物を開業し、代表取締役を務める。2021年には県選奨、建設事業関係功労者として国土交通大臣表彰も受けた。