「DYNAMIC賢者の音Ⅱ~亀井聖矢ピアノ・リサイタル」が、12月17日(日)午後2時から、山口市民会館(山口市中央2)で開かれる。山口市文化振興財団(TEL083-901-2222)の主催。
「DYNAMIC賢者の音」は、世界の第一線で活躍する、これぞ"賢者"だとうならせる若手演奏家を招くクラシックコンサートシリーズ。「質の高い演奏を低価格で、演奏家によるトークも交えながら、親しみやすく企画・構成するもの」と、担当する肥塚聡子さんは説明する。今年1月にあった第1回は、チェロ奏者の辻本玲氏をメインに、仲間の鈴木康浩氏(ビオラ)と津田裕也氏(ピアノ)の3人が出演した。
今回の「賢者」は、2001年愛知県生まれの亀井聖矢(21)。飛び級での特待生として桐朋学園大学に17歳で入学し、今年3月首席で卒業した。大学1年在学中の2019年には、第88回日本音楽コンクールピアノ部門第1位および聴衆賞、第43回ピティナ・ピアノコンペティション特級グランプリおよび聴衆賞を受けた。2022年には、マリア・カナルス国際ピアノコンクール第3位、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールセミファイナリスト、ロン=ティボー国際音楽コンクール優勝および聴衆賞・評論家賞を受けるなど、国内外で実績を積み上げている。今年の5月から8月にかけて開催した自身初のソロツアーには、全国12カ所で約1万5000人を動員した。
当日は、ワルツ作品34(ショパン)、「ドン・ジョヴァンニ」の『お手をどうぞ』による変奏曲変ロ長調作品2(同)、ダンテを読んで(リスト)、「ノルマ」の回想(同)などが演奏される。
前売り券は、一般3500円、学生1500円、ペア券6600円で、山口市文化振興財団チケットインフォメーション(YCAM内、TEL083-920-6111)かウェブサイトで購入できる。当日券(ペア券の販売はなし)は各500円高。5歳未満は入場不可だが、託児サービス(有料、12月10日までに要申し込み)が用意されている。
また、開演前の午後1時から30分間、同館エントランスホールでは、山口高校管弦楽部および合唱部による「ロビーコンサート」も実施。クリスマスにちなんだ楽曲を、0歳児から無料で聞くことができる。