室町時代から江戸時代にかけて鴻ノ峰に築城された高嶺城。現在は城跡だけが残るが、その存在は今に息づく。
高嶺城は、毛利軍の侵攻に備えて1556年、大内氏最後の当主・大内義長によって築城が開始された。翌1557年に大内氏が滅亡したため、毛利氏の支城として再築城されたが1615年、江戸幕府の「一国一城令」によって破却。現在は城跡として石垣が残り、大内氏の家紋入り瓦などが発見されている。
1959年、大内氏遺跡附(つけたり)凌雲寺跡として、国の史跡に指定され、2017年には「続日本100名城」の認定も受けた。
2023年4月、「高嶺城」の御城印(220円)の販売が開始。市歴史民俗資料館と大路ロビーで「大内氏館」とともに購入可能。