山口市は、湯田地域交流センターの南側周辺に「湯田温泉パーク」の整備を進めている。
多くの市民が日常的に湯田温泉を訪れ、湯田温泉のある暮らしを楽しみ、さまざまな交流ができるような公共空間を目指して設置。整備コンセプトは「湯田温泉の恵みと 大屋根で広がる 豊かな暮らしの拠点」で、活用コンセプトは「あらゆる世代の市民や観光客が自由に利用し、心身の健康増進を図る」。「あそびば~イキイキ遊ぶ」「まなびば~ワクワク学ぶ」「たまりば~ノビノビ過ごす」として利用してもらうことをイメージしている。
全天候型の「大屋根広場」では、施設が主催する事業に加え、イベントやアフターコンベンション等の誘致を図り、年間を通じて集客。その流れを湯田温泉街全体に波及させることを目指す。
「温浴施設」は、大浴場に加え、貸切風呂と足湯を設置。朝6時からの早朝営業を実施し、市民が割安で利用できるようにもする意向だ。
さらに、フリーWi-Fiやeスポーツにも利用できるPC等を備える「多目的スペース・多目的室」、飲食機能も持つ「温泉交流スペース」、「芝生広場・噴水広場」などが設置される。
供用開始は2025年4月の予定で、昨年10月に建設工事が始まった。
昨年後半には、同施設完成後に展開される事業をイメージしたプレイベントも実施。高齢者対象の足湯を活用した健康づくりプログラム「湯田温泉ヘルスラボ事業」、子育て世代の女性対象の託児付き「子育て女性の温活プログラム」、大学生等の若者を中心に企画・運営したクリスマスイベントだ。これからも、いくつか実施される。
施設の運営を担う指定管理者の公募も、昨年12月18日にスタート。3月に候補者が選定され、6月の山口市議会で決定される見込みだ。その後、具体的な事業展開等が検討される。また、同施設の愛称も、1月末まで募集されている。