企画展「2024年を漢字一字で表す書道展」が、2月29日(木)まで山口市菜香亭(山口市天花1)で開催中だ。
2024年の抱負や世の中への希望などを漢字一字で表した書を、山口市内の小学5・6年生から昨年末に募集し、1140点が寄せられた。会場には、入選作品100点が展示されている。
最優秀賞に輝いたのは、河村花凛さん(名田島小6年)による「翔」の字。また、山口市教育長賞は、古屋みずきさん(上郷小6年)の「飛」、山口市菜香亭賞は渡辺健斗くん(名田島小5年)の「昇」、歴山会賞は嶋田詩さん(宮野小5年)の「輝」、特別賞は嶋﨑絢心さん(鋳銭司小6年)の「全」が受賞した。
応募の際に選ばれた漢字は、2019年の初回以降6年連続で「楽」(56点)が最多だった。以下、「夢」(40点)、「挑」(37点)、「努」(35点)、「輝」(29点)、「優」(28点)、「勝」(27点)、「友」「和」(ともに26点)、「新」「幸」「明」「笑」(ともに25点)、「平」(20点)と続いている。
同施設の吉岡志峰さんは「『夢』『優』『輝』『勝』を記した人が、前年より大幅に増えた。コロナ禍も明け、未来につながる明るい考えを持てることになった表れだろうか。児童たちの思いがしっかり感じられる力作ぞろいなので、ぜひ観覧を」と来場を呼びかけている。
観覧料は、一般100円、小・中学生50円(未就学児無料)。火曜休館。問い合わせは、同施設(TEL083-934-3312)へ。
1月27日には書道パフォーマンスも
1月27日(土)午前9時半からは表彰式が開催。その際、山口高校書道部によるパフォーマンスも実施される。同部の部員1人が、「2024年を表す漢字一字」を、2畳分の大きさの和紙に揮ごうする。書かれた書は、同日以降の会期中、同施設内に展示される。