山口市の南部地域を巡るラリーイベント「山口市南部の水の歴史ラリー」が開催中だ。2月29日(木)まで。
この地域は、古来から海や川を利用した交通が栄え、江戸時代には干拓(開作)によって陸地も広げられた。そのため、海や水に関係する神社や、海上交通、開作、農業用水等に関連する歴史文化資源が数多く存在する。そこで同市は、この地域に実際に足を運んでもらい、あらためてその歴史や魅力を感じてもらおうと、国の「地域文化財総合活用推進事業」の助成も受けて、ラリーイベントを企画した。
巡るのは、「毛利の殿さまの開作」と「海辺のくらし」に関連する8カ所。前者は、国指定史跡の「名田島新開作南蛮樋」(名田島)、「三神社(新開作三神社)」(秋穂二島)、「長沢池(鋳銭司郷土館)」(鋳銭司)、「河原谷ため池(河原谷公園」(佐山)の4カ所で、後者は「阿知須いぐらの館(旧中川家住宅)」(阿知須)、「秋穂歴史民俗資料館」(秋穂東)、「藤尾の渡し(藤尾山公園)」(佐山)、「厳島神社」(小郡下郷)の4カ所だ。
各所にはキーワードが設置されており、3カ所分集めて応募すれば、抽選で5人に「南部地域の特産品詰め合わせ」がプレゼントされる。方法は、インターネットの入力フォーム(http://logoform.jp/form/XCim/430818/)もしくはラリーポイントにもなっている鋳銭司郷土館と阿知須いぐらの館に置かれている専用用紙への記入・専用ボックスへの投函で。専用用紙は、山口市歴史民俗資料館、小郡文化資料館、道の駅きららあじす、道の駅あいお、エリア内の各地域交流センターなどにも設置されている。
問い合わせは、山口市文化財保護課(TEL083-920-4111)へ。