建設関係の仕事で、卓越した技術や技能を持つ人が認定される「建設マスター」に選ばれ、2023年11月に国土交通大臣から顕彰を受けた。
これまで山口県内で認定された「建設マスター」の中で、タイル工として受賞したのは初。「大変光栄に思う。これまで支えてくれた先輩や同僚、ご縁のあった方々のお陰」と感謝を述べる。
15歳からタイル職人の父親のもとで腕を磨き、官公庁や大型施設、住宅やマンションなどを手掛けて35年。「段取り8割」という経験に裏打ちされた仕事ぶりについて、施主はもちろんのこと、仲間内からの評価も高い。この道一筋に歩み、親子2代に渡って建設会社「山口総合建材」の専属職人を務める。
今後について、「さらに自己研鑽に励み、技術の向上を目指すとともに、後進の育成にも尽力したい」と話す。
【プロフィル】1972年山口市生まれ、在住の51歳。大内小・中卒業後タイル工職人の道へ。2016年に自身の会社「フジタタイル」を設立。山口総合建材専属でタイル工事を請け負う。建設キャリアアップシステム(CCUS)の最高レベル「4」を持つ。