2月4日(日)は立春。立春の前の日が「節分」で、「季節を分ける」という意味がある。古来、季節の変わり目は邪気が入りやすいと考えられており、一年間の無病息災を祈る行事「追儺」が行われてきた。本来、節分とは立春、立夏、立秋、立冬の前日のことだったが、旧暦で新年の始まりと重なる立春が重んじられるようになったという。平安時代に宮中に広まり、やがて豆をまく節分行事として庶民の間に広まった。
山口市内の神社でも、2月3日(土)に節分祭や厄よけ神事が実施される。
【古熊神社】(古熊1)
「開運厄除星祭祈祷」(予約不要)が、午前9時から午後8時まで随時行われる。午後6時から年男・年女による豆まきともちまきがある。
殿前の石段には、チガヤで作った輪にオニカズラを巻き付けた輪「すがぬけの輪」が設置されており、八の字にくぐることで、罪やけがれを払い清め、立春を迎えることができるという。
名物の天神草もち、石焼き芋、甘がゆも販売される。
追儺役は次の皆さん。
梅地和男▽末広和夫▽開作正昭▽松西康成▽阿比留真二▽沓野優紀▽大上美香▽新井道子▽林清美▽木下成哲▽中村龍▽日髙みき▽井末友絵▽嵯峨崇史▽渡辺淑仁▽西祐希▽重見幸太郎▽鳥元陽貴▽内昂己▽渡辺善斗▽中尾美智▽開作典子(敬称略、順不同)
【山口大神宮】(滝町4)
厄年の人や、各家庭の厄を払う「厄除け・星まつり」祈願(要事前予約)が実施される。午後7時からの祭典後、裃(かみしも)や法被(はっぴ)姿の年男・年女による豆まきがある。参拝者には社殿の前で福豆が配られる。
当日、古いお札やお守りを持って行くと「お焚き上げ」をしてもらえ、景品がもらえる福引「福寿くじ」(1回200円、午前9時~午後7時)も。
追儺役は次の皆さん。
田原卓浩▽藤本利明▽尾﨑洋一▽西村卓司▽井下田慎治▽北條宏明▽大庭遼太朗▽末永初桜・母(敬称略、順不同)
【出雲大社山口分院】(維新公園6)
厄を払う「諸祈願」(予約不要)が斎行され、甘酒の接待や恵方巻の販売がある。豆まき・もちまきは午後7時からで、商品券や家電が当たる福引(1回300円)も行われる。
【今八幡宮】(八幡馬場)
午前9時から午後8時まで、家族の厄よけや家内安全を祈る「星祭り」(予約不要)が執り行われる。
参拝者には「福豆」が配布され、ぜんざいや甘酒の接待もある。
【仁壁神社】(三の宮2)
午前9時から午後5時まで「星まつり・厄除け」(予約不要)がある。ぜんざいの接待や、午後7時からの祭典の後、年男・年女による福豆まきが行われる。
古いお札などは「お焚き上げ」してもらえる。
【神福寺】(八幡馬場)
除災招福を祈願する「星祭節分会」が午前10時半から実施される。終了後には福豆やお菓子をまく「開運豆まき」もある。