2月11日(日・祝)午前11時から午後3時半まで、旧竹村商店(山口市徳地岸見)で6回目となる「古代サ飯茶屋」が開かれる。
「サ飯」とは、サウナ後に食べる食事「サウナ飯」の略称。「古代サ飯茶屋」は、毎月第2日曜に実施されている「岸見の石風呂」での「石風呂入浴体験」に合わせて、「地元の特産品を使ったメニューを味わってもらおう」と、山口観光コンベンション協会徳地支部(TEL080-2916-8878)が2023年8月に初開催。同年1月に惜しまれつつ閉店した、石風呂から徒歩5分の場所にある元飲食店「竹村商店」の建物を会場に、入浴体験日に合わせて、特産品のカワラケツメイ茶を使った茶そばや、やまのいもの冷ややっこなどを提供してきた。
今回は、玄米と白米を合わせた「古代おにぎり」、地元の竹で作られたメンマを使ったかき揚げや炒め物等が提供される。
「3月以降は新たに飲食店が開業されるので、『サ飯茶屋』は今回が最終回。最後にぜひ、予約不要の石風呂とセットで楽しんで」と、同支部は呼びかけている。
国指定重要有形民俗文化財の「岸見の石風呂」は、東大寺再建の用材調達を指揮した重源上人が、重労働に従事する人々を癒やすため、約830年前に造ったといわれる。石を積み上げた「かまくら」のようなドームの中で柴木をたいて余熱で温まる、いわば日本古来のサウナだ。