2023年12月、「第10回全国小学校ラジオ体操コンクール」(かんぽ生命主催)で、自身が校長を務める山口市立大内小が、取組部門で最高位の「総務大臣賞」を受賞。2月6日に同校で表彰式などが行われた。「日頃の取り組みが評価され、児童一人一人が受賞したと思う」と喜びを語る。
同コンクールへは、2014年の第1回からエントリー。同市立白石小の教務主任だった当時、6年生の有志14人を集めて道場門前商店街で披露したラジオ体操が「金賞」(技術部門での最高位)を受賞した。以来、赴任先の各学校でラジオ体操を推奨。正しい体の動かし方を教えて健康増進を図るだけでなく、保護者や地域とのコミュニケーションツールとしても活用を促す。
今後について「地域の方にも学校のラジオ体操に気軽に参加してもらい、児童や学校との絆をさらに深めていきたい」と話す。
【プロフィル】1967年2月、旧田万川町にある澄川酒造の分家に生まれる。中学卒業まで家業を手伝いながら地元で過ごし、進学のため山口市へ。山口高、山口大教育学部を卒業し、1989年小学校教諭に。2024年で教員生活35年。座右の銘は「人生意気に感ず」。