山口商工会議所の184回目となる通常議員総会が、3月25日に湯田温泉のユウベルホテル松政で開かれた。議員140人中140人が出席(内84人は委任状)し、2023年度収支補正予算および2024年度事業計画・収支予算について審議された。
2023年度の補正内容は、山口市から委託された「山口市安心快適住まいる助成事業」「山口市省エネ機器等導入応援補助事業(第3弾)」「子育て世帯家計応援事業」「キャッシュレス決済環境整備支援事業」で、3億4985万円を計上・承認された。
続いて、2024年度の事業計画案などを審議。国内経済におけるデフレ脱却、原油高・物価高、防衛的な賃上げ、深刻化する人材不足などを踏まえ、基本方針を「地域の中小企業・小規模事業者の抜本的な経営基盤の底上げと持続的な発展に向け、賃上げしやすい環境づくりの後押しを重点に置くとともに、地域の社会課題と向き合いながら四つの重点施策『中小企業・小規模事業者支援』『交流人口増加』『定住人口増加』『商工会議所の組織・財政基盤の強化』により、山口市全域の活性化に取り組んで参ります」などとした。
予算案の規模は、一般会計が約4億8682万円で、共済事業等特別会計などを含めた合計は約8億535万円。全会一致で承認された。
総会後には、伊藤和貴山口市長ら来賓を交えての交流会も開かれた。