萩山口信用金庫は、1月に米紙ニューヨーク・タイムズの「2024年に行くべき52カ所」の3番目に山口市が紹介されたことを受けて、観光客受け入れのための基盤整備に活用してもらおうと、300万円を同市に寄付した。
3月11日に市役所で「受領式」が開催。同信金の椙山一生理事長が伊藤和貴市長に目録を手渡し、同市からは感謝状が贈られた。寄付金は、公衆無線LAN環境の構築や、観光拠点における多言語対応機器の整備などに充てられる。
同金庫は、3月18日には瑠璃光寺にも300万円を寄付した。五重塔の檜皮葺(ひわだぶき)屋根の全面葺き替え工事を支援するため。
「五重塔は国宝であり、山口市の観光のシンボル。山口市に本店を置く金融機関である当金庫としては、この重要な観光資源の維持に積極的に貢献したいと考えている。今回の寄付が、同寺および五重塔を支援する機運の高まりにつながれば」と同金庫。