今回で63回目となる「江山会(こうざんかい)日本画展」が、4月12日(金)から14日(日)の午前9時から午後5時(最終日は4時)まで、山口市民会館(山口市中央2)で開かれる。入場無料。
江山会は、1954年に「日本南画界の重鎮」と評される松林桂月の系譜を継ぐ金重菱江(りょうこう)(1895~1967)を師として結成された。日本画を学ぶ会としては、山口県内で最も歴史が古いとされる。
現在は、指導者に技法を習ったり、流派に沿ったりする在り方ではなく、岩絵の具と和紙を使う以外の制約は設けずに活動。9人の会員たちは、毎月第1・3月曜に山口市の平川高齢者生きがいセンター「九田の館」に集まり、お互いに批評しあいながら、自由に創作活動を楽しんでいる。
会場には、彼らが1年間かけて描き上げた約50点の日本画が展示される。同会の竹本高義事務長は「伝統的な描き方だけでなく、中には日本画のようには見えない作品もある。個性あふれる多様な作品を楽しんで」と来場を呼びかけている。また、九田の館(TEL083-928-8655)における活動の見学も大歓迎とのこと。