毎年7月20日から27日にかけて開催される"山口の夏の風物詩"山口祇園祭。今年1月に米紙ニューヨーク・タイムズの「2024年に行くべき52カ所」に山口市が選ばれた際には「小規模ながら600年の歴史がある」と紹介された。そのことを受け、5月11日(日本時間では12日)に米ニューヨーク・マンハッタンのセントラルパーク西側大通りで開かれる「ジャパンパレード&ストリートフェア」では、同祭で奏でられる山口祇園囃子(ばやし)も披露されるなど、このお祭りへの注目も高まっている。そんな中、今年の山口祇園祭における、二つの行事への参加者が募集されている。
「浦安の舞」舞姫
初日・7月20日(土)の「御神幸祭」(午後6時・八坂神社)と「御旅所祭」(9時・御旅所)、中日・7月24日(水)の「御中日祭」(午後8時・同)、最終日・7月27日(土)の「御還幸祭」(午後7時・同)で、「浦安の舞」を計4回奉納する「舞姫」が募集されている。
対象となるのは小学5年生の女子児童で、募集人数は4人。一生に一度しか経験できない貴重な機会となる。参加者には、数回の事前稽古への出席と、祭り当日の保護者参列が求められる。申し込み・問い合わせは、八坂神社社務所(TEL083-922-0083)へ。
「浦安の舞」は、紀元2600年奉祝祭のため1940年(昭和15年)に全国の神社に奉納された神楽舞。「扇の舞」と「鈴の舞」の2部で構成される。
「市民総踊り」
山口祇園祭の中日を飾る一大イベント「市民総踊り」への参加者が募集されている。応募は、会社・組織単位での「団体」と「個人」、どちらでも可能だ。
「大内の殿様」(作詞:牧野豊、作曲:小池青磁)の曲に合わせ、山口市のアーケード街や駅通りを踊り歩く。日時は、7月24日の午後7時半から9時ごろまで。
コロナ禍明けで4年ぶり開催となった昨年は、25団体・1233人が参加した。1チームの構成人員は、10人程度から約150人の大所帯までさまざま。個人や数人単位で応募する人は、チーム「みんなで踊り隊」のメンバーとなる。子どもの参加も可能だ。
6月7日(金)午後2時から「全体説明会」があり、6月28日(金)、7月1日(月)、同9日(火)、同17日(水)には事前練習会が開かれる。踊り手は、Nac(山口市中市町3)で午後6時から7時までの事前練習会に1回以上参する必要がある。
問い合わせは、山口市ふるさとまつり実行委員会(TEL083-932-3456)へ。申し込みは、電話か応募フォーム(https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSd-2A-iHByuYt6Ok-nuJ0k9ngcAmuudYogbWezsMmmvtHgJSg/viewform?usp=send_form)で。締め切りは5月31日(金)。