山口県は、高齢化率(65歳以上の人口割合)が35.2%(2022年国勢調査)と、全国3位の「高齢化先進県」。年々高齢化率が伸びる中、県民の「健康寿命」を延ばそうと、県と山口市によって2021年6月に設置されたのが健康産業の創出拠点「やまぐちヘルスラボ」(山口市小郡令和1)だ。
同施設は現在、「運動後の疲労感軽減に関する食品モニター調査」への参加者を募集している。対象は、18歳以上65歳未満の男性。
内容は、製品開発のための実証事業で、牛乳由来のペプチド(複数のアミノ酸がつながったもの)を含む食品の摂取が、運動後の疲労感軽減に役立つ効果があるかなどを検証するもの。「ヘルスケア関連産業の振興等に係る連携協定」を昨年3月に県・市と締結した森永乳業と、やまぐちヘルスラボが実施する。
まず、応募者の中から120人程度が選ばれ、同施設での「事前調査」に臨む。参加者は、6月28日(金)から7月29日(月)までの金・土・日・月曜のうち1日を選択する。内容は、体組成測定、エアロバイク1時間運動、尿検査、アンケートで、所要時間は着替えを入れて約3時間だ。当日は、シャワーで汗を流すこともできる。
そして、「事前調査」を受けた人の中から50人が選ばれ、「本調査」に進む。「本調査」は、8月23日(金)から11月25日(月)までの金・土・日・月曜のうち同じ曜日・時間を5回選び、同施設で実施。「本調査」まで完了すれば2万円、「事前調査」のみなら3000円分のクオカードがプレゼントされる。
申し込みは、ウェブサイトのモニター応募ページ(https://yamaguchi-hl.com/morinaga_monitor_2406/)からで、締め切りは、6月14日(金)。問い合わせは、やまぐちヘルスラボ(TEL083-976-4095)へ。