現在、70年ぶりとなる檜皮(ひわだ)葺き屋根全面修復工事などで改修中の国宝・瑠璃光寺五重塔(山口市香山町7)。ニューヨーク・タイムズ紙の「2024年に行くべき52カ所」の3番目に山口市が紹介された記事でも紹介されたその優雅な姿は、囲い(デザインシート)に覆われて見ることができない。そのため、3月に外壁シートの一部を透明化したものの、訪れた人たちからは「光が反射して見えづらい」との声が聞かれていた。
そこで、6月1日から8月31日までの毎週土曜午後7時半から10時まで、工事中の屋根・軒先・壁面がLED照明でライトアップされる。内部が見えやすくなる夜間に光を当てることで、透明パネルを通して五重塔の姿を見てもらおうと、山口県が実施する。