各界で功績のあった人をたたえる2024年春の叙勲で「旭日小綬章」を受章。4期16年にわたる市政のかじ取りなどが評価された。
「身に余る光栄。指導と力添えをもらった先輩やお世話になった人、市民の皆様のおかげ」と感謝の言葉を述べる。
2005年に1市4町が合併してできた“新しい山口市”の初代市長。10年に旧阿東町が加わり、山口市内21地域の地域交流センターを中心とした住民自治体制を確立した。「真の地方自治は現場を大切にする現場尊重主義のもとでの住民自治により成り立つ」信念のもと、市民が一体感を醸成できるための取り組みや各地域の特性を生かしたまちづくりに心血を注いできた。
市長退任後の現在は「シビックプライド醸成に繋がる歴史文化遺産活用推進協議会」会長として、市の発展に変わらぬ熱い思いをかけている。
【プロフィル】1945年1月生まれの79歳。旧徳地町出身、山口市宮野在住。山口高、長崎大卒業後県庁に入庁。34年間務め2002年から山口市役所へ。助役を経て2005年11月から2021年11月まで市長を務めた。高校時代はラガーマンとして活躍した。
※渡邉純忠さんの「邉」は、点一しんにょうが正しい表記です。