山口県キャンプ協会で、2003年の理事就任から20年以上にわたって貢献。現在も同協会副会長としてキャンプ指導者の養成や運営などに携わっている功績が認められ、昨年10月、23年度県スポーツ功労賞を受けた。「先輩方の取り組みがあってこそ同協会の今がある。それを引き継いだだけ。これからも“外遊び”を楽しむ人口を増やす企画や工夫をしていきたい」と話す。
山口大教育学部附属幼稚園副園長の傍ら、同学部保健体育教室の講師も務め、キャンプ実習なども行う。さらに、同学部の教職研修プログラム「ちゃぶ台方式」の中に「ちゃぶ台林間学校」を設立し、教職員を目指す学生にキャンプを通じた児童理解と、体験学習の大切さを伝えている。
キャンプの魅力を「日常から離れ、仲間と自然の中で同じ方向を向いて協働し、達成感があるところ」と語る。
【プロフィル】1967年1月、旧小郡町生まれの57歳。小郡小・中、山口高、山口大卒。同大教育学部附属幼稚園副園長を務める。趣味はウインドサーフィン、ヨットなどのマリンスポーツと料理。山口市秋穂二島在住で、同地域の定住促進にも尽力している。