山口大・愛媛大・熊本大・鹿児島大の全国4国立大学が合同で開催する講演会「宇宙への招待」が、7月7日(日)午後1時半から4時まで開かれる。山口会場は山口大学大学会館(山口市吉田)で、参加への事前申し込みは不要。オンラインでの受講のみ、7月3日(水)までの申し込みが必要だ。どちらも聴講は無料。
これは、七夕の日の夕方や、その前後の週末などに、全国各地で天文や宇宙の講演会等が実施される「全国同時七夕講演会」の一つ。今年は、全国で65の講座が開かれる。この「宇宙への招待」では3大学をオンラインでつなぎ、研究者3人が、それぞれ自身の研究について紹介する。
まず、星が誕生するときに発生する現象をコンピューターの中に再現し調べている鹿児島大学の高石大輔特任助教が、「星の赤ちゃんはロケット? シミュレーションで迫る星・惑星系の誕生過程」の題目で話す。
次に、米国ハワイ・マウナケア山山頂にある「すばる望遠鏡」を使って銀河同士の衝突について調べている愛媛大学の大森清顕クリストファ特別研究員が「すばる望遠鏡観測で見る銀河の衝突合体」について講演する。
そして、山口大学時間学研究所の藤澤健太教授は「電波で見た宇宙の姿」の演題で講演。山口市仁保のKDDI山口衛星通信所が所有するパラボラアンテナを活用した電波望遠鏡(口径34mと32mの2台)で観測を続けているブラックホールの性質などについて説明する。
オンライン受講の申し込みは、応募フォーム(https://forms.gle/r1oeMnwSaJi3GqBH8)で。問い合わせは、藤澤教授(kenta@yamaguchi-u.ac.jp)へ。