車やロボットなど、私たちの身の回りの機械の中で、必ず使われている部品と言えば何を想像するでしょう。多くの方は歯車を思い浮かべるのではないでしょうか。歯車は、離れた場所に力や回転を伝える、機械に欠かせない部品です。
この歯車、いつごろ発明されたのか、はっきりしたことはわかっていません。紀元前のエジプトやギリシャなどで歯車についての記述がみられることから、2000年以上も、私たちの生活を支え続けている部品のようです。そしてこの先、私たちの生活スタイルが変わっても、私たちの生活に欠かせない部品であり続けるでしょう。
このように私たちの生活に欠かせない技術について、からくり人形やロボットなどを実際に体験しながら、科学技術の楽しさや面白さについて知っていただく特別展「大解剖!からくりワールド」を7月26日から山口博物館で開催します。お楽しみに!
山口県立山口博物館 理工担当学芸員 漁 剛志