7月20日から始まる「山口祇園祭」で、御神輿の総指揮を務めて約15年。8角、6角、4角の御神輿三体の先頭に立ち、御幣を片手に八坂神社と御旅所間の運行を指揮する。「毎年、祭りの季節が近づくにつれて気持ちがたかぶる」という。
米紙ニューヨーク・タイムズの「2024年に行くべき52カ所」に山口市が選ばれた際、「小規模ながら600年の歴史がある」と同祭が紹介された。「どのようなにぎわいを見せるのか始まってみなければ分からないが、無事にお役目を果たしたい一心。2026年にはデスティネーションキャンペーンも山口で展開されるので、ここ2、3年が頑張りどき」と話す。
近年、少子高齢化の影響等もあり、御神輿の担ぎ手が減る中、「一度体験したら、やみつきになること間違いなし。ぜひご一緒に」と参加を呼びかける。
【プロフィル】1953年8月、山口市大殿出身の70歳。九電工山口支社の営業課長を務める。18歳の時に初めて山口祇園祭で御神輿を担いで以来53年間、一度も欠かさずに参加している。「祭りになると人格が変わる」と、周囲から評される“お祭り男”。