山口市と韓国・公州(コンジュ)市の姉妹都市締結30周年を記念して「公州市忠南燕亭国楽団」の演奏会が、8月7日(水)午後6時半から8時まで、山口市民会館(山口市中央2)で開かれる。小ホールでの開催で、定員は200人。入場は無料だが、事前申し込みが必要だ。山口市国際交流課の主催。
同楽団は1997年10月、韓国の伝統音楽である「国楽」を公州市民らにもっと親しんでもらおうと「公州市忠南燕亭国楽院」として設立された。2020年12月に「公州市忠南燕亭国楽団」に名称を変更。伝統音楽からK-POPに至るまで、さまざまな演奏活動に取り組んでいる。山口市ではこれまで、2013年(20周年記念)と2018年(25周年記念)に演奏を披露してきた。
当日は、韓国の伝統音楽の中でも一番美しい曲と評されている「寿斉天(スゼチョン)」、伝統楽器のカヤグムとコムンゴによるアンサンブル「出鋼(チュルガン)」、平昌オリンピックの音楽監督を務めるなど日韓で活躍する梁邦彦作「Frontier」「Prince of Jeju」、4種の伝統楽器を用いた演奏・サムルノリと管弦楽による「鷹狩」に加え、K-POPや日本・韓国民謡が演奏される。
申し込みは、応募フォーム(https://logoform.jp/f/bTwJs)もしくは主催者(TEL083-934-2725)への電話で。締め切りは、7月31日(水)。
公州市は、5世紀後半に百済(くだら)の都として栄えた都市。「百済歴史遺産地区」は、ユネスコの世界遺産にも登録されている。百済26代聖明王の第3王子・琳聖太子が大内氏の先祖とされていることが縁で、1993年2月に山口市と姉妹都市締結をした。締結30周年の昨年10月、山口市側が公州市を訪問。8月6日(火)から8日(木)まで、公州市の崔源哲(チェ・ウォンチョル)市長を団長とする公州市公式訪問団8人と同楽団員18人の計26人が、山口市を訪問する。滞在中は、山口七夕ちょうちんまつりや市内施設等の見学、市役所での記念植樹、山口市日韓親善協会との食事会などが予定されている。