毎年約1500点が出品される美術展覧会「二紀展」で何人もの入賞者を輩出している二紀山口県支部による46回目の絵画展が、7月26日(金)から28日(日)まで山口市民会館(山口市中央2)展示ホールで開かれる。時間は午前10時から午後6時(最終日は5時)までで、入場無料。
10月16日(水)から東京・国立新美術館で開催される「第77回二紀展」への出品に向けて研さんを積んでいる山口県内在住会員18人による約40点が展示される。作者の心に浮かんだイメージを投影した油絵、アクリル画、テンペラ画など、会員それぞれが昨秋から描き進めてきた新作が並ぶ。
山口市からは、秋山泉さん、伊藤和子さん、臼杵裕世さん、河村康子さん、中山恵美子さん、祐村稔子さんの6人が出品。50号から150号サイズ(長辺が2メートルを超える)の存在感ある大作が並び、鑑賞した人たちからは「見応えがある」との声が毎年聞かれる。
最終日の28日には、二紀会理事の佐久間公憲さんを講師に迎えての研修会が終日開かれ、自由に見学できる。会員らが自分の作品について制作意図を説明したり、互いの作品を論じ合ったり、迷っている部分にアドバイスをする様子などを見ることによって、展示作品をより深く味わえそうだ。
「実際の作品の大きさを感じるとともに、『こういう表現方法もあるのか』と見て楽しんでほしい」と同事務局(TEL083-922-4493)。
会員は支部展終了後、研修会での意見や指摘、助言を参考にしつつ、二紀展出品に向けてさらに加筆・修正を加えて仕上げていく。