山口市の伝統的なお祭りを、装束や道具などの展示とともに紹介する「やまぐちの祭り」展が、山口ふるさと伝承総合センター(山口市下竪小路、TEL083-928-3333)で、7月19日(金)から8月18日(日)まで開催。観覧時間は午前9時から午後5時までで、14日(水)から16日(金)は休館となる。入場無料。
4月上旬開催の①湯田温泉白狐まつり、7月20日から27日に開催の②山口祇園祭、8月6・7日開催の③山口七夕ちょうちんまつり、11月23日開催の④「山口天神祭」が紹介されている。
会場に並ぶのは、①は白狐のお面や子どもたちが担ぐ「子どもみこし」、②は山口祇園囃子(ばやし)の演奏で使用される楽器(笛・締太鼓・鉦(しょう))や浴衣、③はちょうちん笹飾り、④は江戸時代の参勤交代を模した「備立(そなえたて)行列」に使われる衣装や道具(弓や槍)といった品々だ。さらに、これらの祭りをイメージした和布・和紙人形と「書アート」も展示されている。
「今年1月に米紙・ニューヨーク・タイムズで山口市が紹介されたのは、ふるさとの祭りを長く守り続けてきたことも要因の一つだと思う。展示期間中には祇園祭とちょうちんまつりの本番も開催されるが、この展示も合わせて楽しんでもらえたら」と、小山哲彦館長は来場を呼びかけている。