ゾーン30地域に物理的な装置を加え、交通安全の向上を図る「ゾーン30プラス」。2024年4月、山口県内で初めて大内小近くに整備された。
この「ゾーン30プラス」は、大内小児童の通学路となっている市道約500メートルに整備された。「ハンプ」と呼ばれる路面の段差やハンプの上に敷かれた「スムーズ横断歩道」、ラバーポールなどを設置することで、子どもたちの安全を守る。
これは、千葉県八街市で児童5人がトラックにはねられて死傷した2021年6月の事件を受け、国土交通省と警察庁が同年8月から全国で進めている交通安全施策だ。
運用開始から約3カ月、「『車が速度を落とすようになった』と効果を実感する地域住民の声も聞く」と山口警察署の兼安圭三交通課長。