山口ふるさと伝承総合センター(山口市下竪小路)は、10月に開講する初心者向け「ものづくり教室」5講座の受講者を募集している。「『生きがいやふれあい』『ものづくりへの興味』を深める場として利用してほしい」と同館。講座名(内容)・講師・開講期間(日時)・受講料・定員は次の通り。
「陶芸教室」(伝統工芸・萩焼の作り方の基本を半年間学ぶ。毎月2日間の指導日以外でも、自由に実習できる)・藤元和寛さんと竹重康弘さん・10月~来年3月(A班:第1火・水曜午前9時半~正午、B班:第1木・金曜午後1時~4時)・土と焼成代などの実費・各班20人
「大内塗教室」(布で拭いてつやを出す「拭き漆」の技法でアクセサリーやオブジェを製作する)・金子祐樹さん・10月~来年3月(第1・第3土曜午前10時~正午)・1万2000円・10人
「パッチワークとちりめん細工」(パッチワークの基本を学び、古布・ちりめん・コットンで、はさみ入れ、ポーチ、クリスマス小物等を製作)・山部和子さん(キルティングインストラクター)・10月~来年2月(第1・第3水曜午前9時半~11時半)・6000円・12人
「こどもの茶の湯教室」(表千家の茶の湯の基本的な作法を、半年間で学ぶ)・弓﨑洋子さん・10月~来年3月(第2・第4日曜午後1時半~4時)・1カ月2000円・3人(対象:小学4年生以上)
「染色教室」(藍染めで模様を染める技法を学ぶ)・藤木律子さん(手織り・染色家)・10月~来年2月(第1・第3水曜午後1時~3時)・8000円・20人
受講希望者は、同館(TEL083-928-3333)へ電話するか、直接窓口で申し込む。締め切りは9月10日(火)で、応募者多数の場合は抽選となる。ただし、人気の高い講座は、8月中に締め切られるケースもあるという。
9月16日まで「ジオラマ展Ⅱ」 高木直哉さんと近藤一義さんによる作品展
同館では、9月16日(月・祝)まで、マンスリー企画「ジオラマ展Ⅱ」が開かれている。山口市在住のジオラマ作家、高木直哉さんと近藤一義さんによる作品展で、好評だった2022年6月に続く2回目。観賞無料。
高木さんは、「ミリタリーモデル」(主に第二次世界大戦以降の陸戦兵器の模型)を得意ジャンルとするモデラー。日本で最高峰のスケールモデルコンテストと言われている「キヤコン」で、2016年に最高賞の「グランドマスター」を受賞するなどし、雑誌「アーマーモデリング」にお手本として作例が掲載されてもいる。
近藤さんは、グラフィックデザイナーとして働く傍ら、モデラー「KZG」(カズジィ)として活動。「タミヤ人形改造コンテスト」の常連受賞者で、雑誌「モデルグラフィックス」への作例掲載でも活躍中だ。
本展には、コンテスト受賞作や雑誌掲載作など、えりすぐりの作品が並ぶ。
会期中には、ジオラマ作りのワークショップも開かれる。日時は9月7日(土)午前10時から午後3時まで(休憩1時間)。動物のキットを使うミニジオラマの背景を製作する。参加料は1000円で、定員は10人程度(先着)。小学4年生以上が対象だ。申し込み・問い合わせは同センターへ。